4歳5ヶ月目 (2008年9月)

今月はラマダンです。金曜などスーパー以外の店はだいたい夜8時からしか営業しないので,用を足すにも難儀します。モスリムの皆さんは日中の活動を控えて,食事のできる夜活動するので,そういうふうになっているみたいです。

一方,暑さがいくぶん緩んできて,朝晩は過ごしやすくなってきました。そこで,4月にこちらに来て以来お預けになっていた,砂漠ツアーを敢行することになりました。ドーハから南に走ること約30分,メッサイードという町の先に砂丘地帯があります。砂丘地帯の入り口付近に工業地帯がありまして,昔父親が新婚の頃建設に携わったプラントがあります。国道の先端にシーラインビーチリゾートというリゾートホテルがあり,そこから砂丘地帯に入っていきます。でもそんなに深入りせず,その辺で遊ぶことにしました。ラマダン中の金曜の朝だったので,人もまばらで四輪バギーで遊ぶ輩も少なく,子供を遊ばせるにはいい環境でした。

ココはラクダさんに会うのをずっと楽しみにしていましたが,ラクダを見た瞬間「わあ,ラクダさんだあ。お父さん,あれ乗りたい!」と早速乗せることに。その辺をちょっと歩くだけだったんですが,ココは大喜びでした。そういえば昔2歳1ヶ月(2006年6月)頃,盛岡郊外の小岩井農場に連れて行った折,ポニーに乗せようとしたんですが,怖がって乗れないことがありました。今回は全然そういうことはなくて,喜んで乗って。それから海。2歳4ヶ月(2006年9月)の時に初めて海に連れて行きましたが,その時は近づくことさえ怖がっていたのに,プールで水に慣れたせいもあって,とっとと服を脱いで一人で飛び込んで。大きくなったんだなあと思う瞬間でした。

大きくなったといえば,ココはお箸が使えるようになりました。今まで補助器具のついたCombi製の幼児用お箸をずっと使っていましたが,ある時補助器具を外してくれと言われて,使わせてみたらちゃんと食べ物をつかむことができるみたいです。まだ持ち方が多少変ですが,それでも大きな進歩かな。

9月から元の保育園(CESK)に戻りましたが,特に騒ぐようなことも無く,あっさり新しいクラスに解けこみました。朝のバイバイも上手にできて,本当にひとつ峠を越したというか。でもまあ,来てから馴染むのに約4ヶ月くらいかかった計算ですから,やっぱり外国に小さな子供を連れてくるというのは大変なことだったなあと思います。そもそも親も慣れるのに時間がかかりましたから,そうしたことも微妙に影響したんだと思います。

ココが慣れたのには,英語の理解も大きいと思います。先生の言っていることが何となく理解できているみたいで,頻繁に出てくるフレーズは音で覚えて家でも話すようになりました。あまりに発音が良過ぎて,親がついていけません。で,アルファベットを覚えて名前をペンや粘土で書いてくれたりします。絵も上手になり,父親や母親,そして自画像を何となく特徴をつかんで描き分けているようです。

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