18歳4か月目〜12ヶ月目 (2022年7〜2023年3月)

ココは高校生活と大学受験を終え,無事卒業を迎えました。成長記録としてつけてきたこのページも,最後の更新にしようと思います。赤ん坊だった頃のことが懐かしく思い出されます。あの頃は親も必死で余裕が無かった。それでもあれができた,これができたと一喜一憂していたのがこの記録を見返すとよく解ります。

高校生活は入学から卒業するまでコロナの制約を受け続けました。パンデミックが始まったのが中学卒業前のこと。高校の入学式はキャンセル,リモートでの授業に始まり,楽しみにしていた北米研修がキャンセルになったのを皮切りに,代替えとして学校が企画したUSJ(大阪)での研修も直前でキャンセル,修学旅行もキャンセル。泊まりでの旅行は唯一,卒業旅行として行った房総半島だけ。

学園祭は開催されましたが同校の学生のみの参加で,部活動も1学期で終わり。3年生の間は受験勉強のため外に出かけることもなくて家の周りの写真しかありません。卒業式ではマスクの着用が任意となりましたが,殆どの生徒がまだつけている状態でした。

そんな状況だったので,高校生活の最後に親として何かしてあげたいと思い,受験が終ってすぐ急遽家族旅行を企画しました。2016年以来の香港です。香港に行くことにした理由がもう一つあって,大学の入学式で着るスーツを一着作ってやろうと思ったのですが,国内だとイージーオーダーでも仕上がりに時間がかかって入学式に間に合わない恐れがあることが解りました。それに意外と値段が高く,また初めての注文で納得いくものが作れるのか不安もありました。一方で香港には長年に渡って贔屓にしているテーラーがあります。親は何度となくスーツやジャケット,コートなどをオーダーしていて,注文への対応や仕上がりの品質に対して信頼があります。ココもサービスで子供服を作ってもらったことが何度もありました。問い合わせてみたところ,入学式に間に合うように仕上げられると。これはもう行くしかありません。

香港も日本と同様にようやくとコロナの制限が緩和されて自由に行き来ができるようになったところでした。それでも抗原検査は必要だというので,前日に手持ちの検査キットで陰性を確認。しかし入国審査でそれを見せることなくすんなり入れました。香港も殆どの人がまだマスクをして街中を歩いていました。コロナのダメージは大きかったようで,贔屓にしていたお店がいくつも閉店になっていたりして,香港は観光への依存度が高いので,かなりの痛手だったというのが歩いてみてよく判りました。円安が進んだせいもありますが物価もだいぶ上がっていて,予想はしていたものの日本の方が明らかに物価が安い。昔は買い物も楽しみの一つでしたが,完全に逆転してしまいました。

ココはスーツとブラウス,冬物のコートを注文。初めてのフルオーダーで仮縫い試着をし,スーツとブラウスは急ぎで仕上げてもらう手配をしました。たいそう喜んでもらえたので,良い入学祝いになったと思います。

ココは自分用の化粧道具も揃えました。筆は絵筆が使えるからと言い張ってみたり,こういうところだけ自己主張が強いのは誰に似たんだろ。日本では欠品していて買えなかったファンデーションが,香港に行ったらありました。お化粧の仕方は母親から教えてもらって,外出するときは得意になってやってます。

入学する大学では,入学式の後で学力試験があるということで,受験で使った問題集をやり直したりしてます。入試をしたのにどうして学力試験をするのか謎ですが,推薦入学の人もいるからでしょうか。

何にせよここから先は親が助けてあげられるのは学費を除いてあまりなくなります。小さかったココもすっかり大人になりました。まだまだ甘えたところが多くて独り立ちできているとは言い難く,生活面でも親の助けが必要。でもこれからは自分で考え,自立して生きていく力をつけてもらいたいなと思います。

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