１６歳１〜３ヶ月目 (2020年4〜6月)
今まで経験したことのない，まして親も祖父母も経験したことのないことになりました。新型コロナウィルスの感染拡大で，国から非常事態宣言が出される事態となり，4月は入学式も授業もキャンセル。オリエンテーションもありませんでした。教科書を各家庭に宅配した上でオンライン授業が始まりました。父親も非常事態宣言下ではテレワークが中心で，殆ど出社せずに家族全員が自宅に居ると言う異常な状況に。 かわいそうだなと思ったのは，高校に入学したのにクラスのお友達と一度も顔を合わせられなかったことと，せっかく買ったお気に入りの制服が着られなかったこと。高校生になった実感もないまま3ヵ月近く過ごしたことでしょうか。勉強の方はオンライン授業でしっかり宿題も出るしで，これまで受験で勉強する習慣ができていたので，そちらはあまり問題じゃなかったと思います。 良かったのは，民間の英会話教室がプロモーション目的で自宅学習中の生徒に無料で一日一コマの英会話授業を提供してくれたこと。ノンネイティブの先生しか選択できないとのことでしたが，ココは世界中の先生を選んで会話を楽しんでました。多かったのはフィリピン人ですが，その他カメルーン人とかヨルダン人とか，さすが中東で暮らしてきただけのことはあります。それと，米国人と結婚してカリフォルニアで暮らす高校時代の同級生がいるんですが，その息子さんがボランティアで英会話教室を開いてくれるという話があり，こちらもお世話になることにしました。年齢的にはココの一つ上ですが，高校3年生だそうです。帰国以来ずっと通っている帰国子女向けの英語教室もオンライン授業になり，でも教科書として送られてきた小説が面白いらしく，夢中で取り組んでます。家で勉強するのはつまらなかったと思うのですが，英語だけは随分と助けられたと思います。 6月中旬から学校も再開され，クラスメートとも顔を合わせることができて，今はお友達もできて楽しく通ってます。3か月遅れでやっと高校生デビューできた感じでしょうか。1時間以上かかる通学で，長時間電車にも乗るので感染リスクはありますが，そんなことを言っていてもしょうがない。通学中中学時代の友達によく遇うのだそうです。 今月の写真はここをクリック 戻る