8歳8ヶ月目 (2012年12月)

今月はまだあと3日ありますが,事情によりここで切って写真をアップします。というのも父親がアルジェリアに向けて大晦日に出発のため,このページを仕上げている時間が取れないからです。それと,このページの更新は一時帰国のタイミングとなります。赴任中は写真も十分撮ってやれないので,2013年は3ヶ月に一度の更新になると思われます。

さてココの話。カタールが何も無い国だったせいもあって,何も無いことに慣れてしまって,特別な場所に連れて行かなくてもちょっとしたことで満足してくれて助かるというか。雪が見たいというのでスキーに連れて行ってあげると約束していたのですが,赴任が決まったせいで週末も慌しく,結局スケートに連れて行ってあげただけ。それでも写真の通りとても喜んでくれて,健気というか何というか。

その分,クリスマスには力が入ります。何が欲しいか事前にサンタさんにお願いするよう言っていたのですが,「私,欲しいものは何も無いから,サンタさんに決めてもらう」って。この歳の子供じゃ有り得ないような謙虚さです。裏返せば普段の暮らしが満ち足りているってことなんだろうと。現代は物が溢れているせいもあるのでしょうけど,それだけじゃないと思う。ココの何倍ものおもちゃに埋もれてる子が周りにたくさんいますけど,何を与えられても満足しなくて,あれも欲しい,これも欲しい。それって愛情が足りてないせいかも知れないなって。愛情はお金では買えません。

いつもの通りケーキを一緒に作り,NORADのサンタ追跡を楽しみ,もうすぐサンタさんが日本に来ちゃうよ!ってことで慌てて布団に潜り込む。毎年同じことをやっているのですが,この平穏な暮らしがあと少しで激変,父は遥か地の果てに赴任し,しばらくの間母親との二人暮らしになってしまいます。来年のクリスマスや正月に日本に居られる保証はどこにもありません。

最後に技術的な話を少し。父親は長く一眼レフタイプのデジカメを使っていましたが,赴任先の現場の写真を撮るために経費でコンパクトタイプのデジカメを買ってもらいました。PENTAX製の「Q」というかわいらしいカメラです。一眼レフを使っている人にも違和感無く使え,画質も良くかつ安いという,三拍子揃った素晴らしいカメラ。今月の写真の中に「Q」を使ったカットが何枚も入っていますが,大きな一眼レフで撮ったものとぱっと見区別がつかないでしょう。試し撮りにココの写真を撮ってますが,あくまで仕事で使うカメラですので,現地では業務報告用として使い倒す予定です。

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