6歳11ヶ月目 (2011年3月)

今月のメイン・イベントは引越しでした。カタールから船便で送った荷物,トランクルームに預けてあった荷物,それと今まで仮住まいしていた家から運んだ荷物を3回に分けて搬入。ココのものはカタールからの船便にすべて入っていましたが,それらを全部開けるまでに時間がかかりました。この大仕事の間,ココには相当なストレスをかけてしまったようで,申し訳ないことをしたなあと反省。

ところで,東北関東大震災が発生した3月11日,ちょうど2回目の荷物の搬入をしていました。業者が帰って一服し,午後の作業を始めたところでグラッと来ました。人生で一番揺れたでしょうか。段ボールが山積みで,家具もまだ固定していませんでしたから,それらが倒れたりしないかと冷や冷やでした。ココは何が起こったのかわからずオロオロ。万一を考えて一番安全な玄関ホールでじっとしているよう言いました。後で聞いたらやっぱり怖かったそうで,そりゃそうだ。当日はPCもTVも使えず,地震の規模や震源などの情報が不明でした。家や家財道具が無事だったのでそのまま夕方まで片づけをし,家族みんなで仮住まいに戻ろうとして異常に気づきました。国道16号線を横浜方面からたくさんの人が歩いてきます。すぐに電車が止まっていることが分かりました。仮住まいに戻ることを諦め,近所のスーパーで弁当を買って夕食,しかし布団がまだ一組しか無かったので,母親とココはそれに寝てもらって,父親は荷物から引っ張り出したコタツ布団に包まることに。でもまあ,会社から帰れなかった人に比べればずっとマシ。

ココは毎日繰り返し報道される原発の事故や津波のニュースを見て,官房長官の顔も覚え,何が起こったのか,起こっているのかは理解しているようです。ニュースを見ながらいろいろ質問をするのですが,答えられることと,答えに窮することがあって,難しいなあと。できるだけ平易に伝える努力はしているつもりですけれど。

ココは引っ越し先の公園でもデビューを果たし,近所の子とも少しだけ面識ができたようです。ただ,幼稚園にも全く行っていないせいでしょう,打ち解けるところまではいかず,相手の子が警戒してなかなか難しい。それより近所のおばちゃんの心を掴んだ方が早かったかな。今は子供が少ないですから,すぐに覚えてもらえるし,少々騒いでも何も言われないし,得です。小学校の入学準備,おばあちゃんからパッチワークで作った体操着入れなどの袋類を贈られ,とても喜んでいます。そうそう,ココの部屋の片づけを優先的にやって,机とベッドも揃い,使えるようになりました。机はさすがに新しいのを買いましたが,ベッドは母親が以前実家で使っていたもの。マットを敷かず畳に代えました。カタールで品質の悪いベッドに寝ていたせいか,背骨に歪みが出てしまって,このままだと父親同様,将来腰痛に悩まされることになりかねません。畳で寝るうちに治ればいいのですが。

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