5歳9ヶ月目 (2010年1月)

年末に一時帰国から戻ってきて,カタールで2度目の正月を迎えました。前回はお餅を用意するのを忘れてお雑煮が食べられませんでしたが,今回はお餅を荷物として持ち込んで,また買い忘れていた蒲鉾を成田空港で仕入れることができ,正月らしいお膳ができました。

今年中東は例年より暖かいようで,カタールでもヒーターが必要なほど冷え込むことがあまりありません。天気が良い週末,砂漠ツアーに行きました。前回は自家用車で行ったので,砂丘地帯の入口からあまり奥にはいけませんでしたが,今回は旅行会社でツアーをアレンジしましたので,サウジとの国境地帯にある「インランド・シー」と呼ばれる,砂漠の中に入り込んだ内海まで行くことができました。ガイド兼ドライバーはヨルダン人の青年でした。さすがは砂漠の民の末裔,GPSも何もつけず砂丘地帯を自在に駆け巡るのには正直驚きました。慣れているとはいえ,普通素人ではこんな真似はできません。

砂漠で日没を見た後,帰路に。ツアー会社のキャンプを目指したんですが,ココの心配はラクダに乗ることでした。夕暮れ時になってきて不安になったらしく「ラクダさん,本当にいるの?ラクダさん,まだ?」を連発。でも大丈夫,ちゃんとキャンプで待っていました。真っ暗な中ラクダに乗ったココは,さしずめ月の沙漠の王女様。最初は母親と一緒に乗りましたが,「ココちゃん,一人で乗ってみたいの」と言い出したのにはびっくり。もう何度も乗っているので慣れたもので,怖がりもしませんでした。この日その会社のツアー客は何と僕らだけで,キャンプ地はちょっと寂しかったかな。砂漠の中のテントで食事をして,それから家に帰りました。楽しい一日でした。

乗り物と言えば,ついにココは自転車に補助輪無しで乗れるようになりました。日本で仕入れたDVDの中に,キャラクターが自転車の練習をする場面が描かれているのがあって,何度か見ているうちにその気になったみたいです。というのは半分冗談で,補助輪が地面にこすらずに乗れるようになっているのを確認してから,補助輪外しに踏み切りました。最初は発進とコーナーワークができませんでしたが,コンパウンドの周りを何周かするうちにだんだんうまくなり,その日のうちに完全に乗れるようになっていました。

学校の方は,最初の登校日には英語をすっかり忘れてしまって,「ココは今日,何を聞いてもうんうんと頷くだけだった」と担任のスミス先生に言われました。実際先生の言葉があまりよく聞き取れなかったようでした。しょうがないね,一時帰国の間は英語を全然聞いてなかったから。でもその後はすぐに思い出したようで安心しました。読書週間で仮装の日があったり,昨年末から延期されたクリスマスイベント「ウィンター・ワンダーランド」が今月開催されたりとイベントがいろいろありました。最近は気候がいいので,放課後少し校庭で遊ばせてから帰宅しています。学校の先生の子弟が残って遊んでいるのに混ぜてもらって。体力がついてきたのでへっちゃらです。

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