5歳2ヶ月目 (2009年6月)

カタールは順調に暑くなりまして,もはや日中外で遊ぶことなどとてもできない気温になってきました。慣れたせいでしょうか,あまり去年ほど暑く感じないんですよね。確かに去年よりは少し気温が低めに推移しているように思いますが,やっぱりカタールの夏は厳しい。月初めまでは何とか午前中プールに入ったんですが,さすがに無理ということで夕方日が落ちてから入るようになりました。プール水は既にお湯で,温泉に入っているような気分です。

今月はお友達の誕生パーティーに2度招待されました。プレゼントを持っていくんだと頑張って,プレゼントを選んだりカードを書いたりして。それから月末には母親の誕生日もありました。ずっと前から「おたんじょうびおめでとう」と書いた紙をいくつも用意し,最後はケーキの飾りまで作って楽しみにしていました。で,結局母親は誕生日ケーキを自分で焼く羽目になってしまったようです。お誕生日はココにとっては特別です。

嘘をつくようになった話を先月も書きましたが,5歳にもなると嘘も巧妙で,ちょっと聞いただけでは見破れません。ちゃんと話のつじつまを合わせるので困ります。「学校でお友達に弁当を落とされたの」と話し始めて,「*ちゃんが後ろから押さえて,*ちゃんが手を引っ張ったから落ちちゃったの」などと具体的に言うもんだから,翌日母親が先生に報告しようとしたところ,自分で誤って落としたことをようやく認めました。いろいろ分析してみたところ,どうもこっぴどく叱られるのが嫌で嘘をついているらしいことがだんだん判ってきて,少し対応の仕方を工夫しないといけないなと考えるようになりました。

学校の方は無事3学期が終わりました。表彰式があると言うので行ってみたら,修了証とは別に,クリエイティブ賞というのをもらいました。気候の関係もあって部屋で一人で遊ぶ時間が長いのですが,テーブルの上に紙,色鉛筆,はさみ,のり,セロテープなどを置いておくと,それらを使って絵を描いたり工作したりと,自分で工夫して遊んでいます。おかげでテーブルの上はいつも彼女の作った残骸で埋め尽くされることになるのですが,逆に自由にさせていることが創造的な能力を育てているのかなと思っています。トンビは鷹を生みませんので彼女に芸術的な才能があるとは思っていませんけど,このくらいの歳に育った創造性は,きっと後で役に立つんだろうと思います。

英語の上達は目覚しいものがあり,親子の間でも簡単な会話が成立するまでになりました。英語で寝言は言うし,それから学校で習った英語のお歌も上手です。ディズニーの映画「リトルマーメイド」の挿入歌「Under The Sea」を表彰式でも披露してくれました。

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