2歳9ヶ月目 (2007年1月)

今月のトピックはなんといっても月中に行った香港です。ココにとっては1年3ヶ月ぶり2度目になります。出発直前に父親が急遽フランスに出張になり,前日何とか帰国できました。出張中「お父さん,明日帰ってくるよ」と出張翌日から毎日言っていたそうで,「お父さん帰ってきたら一緒に飛行機に乗ろうね」となだめすかして。だいぶ前から飛行機に乗るのを楽しみにしていていましたが,JALのホームページにある飛行機のきれいな動画を見て興奮しておりました。

飛行機では行きも帰りも大興奮で全然寝ませんでしたが,今回は座席があったのでそれほど困りませんでした。トイレもちゃんと行けました。香港では飲茶はもちろん,香港スイーツも堪能しました。しかし自分で「叉焼飽(チャーシューパオ)!」と注文できるようになったのには,香港の店員さんもびっくり。

中国の人は子供に大変優しく大事にします。子供連れだとどこに行っても声をかけてくれ,嫌な思いを決してしません。デパートの店員さんなんか,売り物のお菓子を袋に入れて渡してくれたりして。日本人が忘れてしまったものを感じられます。

香港旅行の話はこれくらいにして,今月のそのほかのトピック。先月意地悪になった話を書きましたが,母親が「ココちゃんが優しくすれば,お友達も優しくしてくれるよ」と教えたところ,納得したらしくて我慢ができるようになりました。やっぱり教育は大事です。

今月は不思議なことがありました。カレンダーのモネの絵を見て「このお庭の奥にココちゃんのおうちがあるの」と言うんです。絵はココを妊娠する直前に夫婦で行ったジベルニーのモネの晩年の庭を描いたものです。「ココはここには行ったことないのよ」と言っても聞きません。「ここにピンクのおうちがあるの」と言ったのにはたまげました。確かにモネの家は外壁がピンク色です。何でもピンク色が好きなので,単にピンクと言っただけかも知れませんが,もしかしてあそこからついてきたのかと...

昔の話ができるようになったので,ついでに生まれたときの話も聞いてみました。「ココちゃんはどこから来たの?」「エレベーターに乗ったの(ん?病院のエレベーターか?)」「で,どこから出てきたの?」「おへそから出てきたの」「どうやって出てきたの?」「回転滑り台に乗って,手をぎゅーっと握って(身振りをして),頭と足と一緒に出てきたの」「そこに誰がいたの?」「お父さんがいたの(確かに立ち会った)。おにいちゃんとおねえちゃんがいたの(医者と助産師?)」

聞いた話では,生まれた時やおなかにいた時の記憶は小さいうちはまだあるそうで,ただそれが表現できるようになる頃には忘れてしまうので,聞けるのは本当に一瞬だけなんだそうです。おなかの中の記憶の方は,「ココちゃん,ぞうさんだったの」だそうです。それってへその緒のことでしょうか。よくわかりませんが。

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